THE BACK HORN 秋の東阪ホールツアー 〜鈴虫デストロイヤー〜@渋谷C.C.Lemonホール

渋公(しつこい・笑)に開演15分前に着いて、外観を見て少し凹む。…まぎれもなく「C.C.Lemonホール」になっていました。何だよーあの看板(泣)去年ACIDMANのCinemaに行った時は、あの看板が「渋谷公会堂」だったのになぁ…。と思ったりして。ちょっと恥ずかしかったけど写メしました(しかも失敗して上手く撮れてないし・汗)

会場にてTシャツに着替えて、いざ行かん、デストロイヤー空間へ!!自分の席を探して座る。あたしはFCで取ったわけじゃないので今回は2階。座席に座って、ひと口水を飲んで、辺りを見渡して、それからステージを見たら一気に緊張がぶわぁーって来た。ライブ前にはいつも緊張するけど、久しぶりに見るワンマンとか、レコ発じゃないライブに期待しないわけが無く、ますます胃にこみ上げてくるものがあった。ステージの上では左から「炎」「闇」「光」「獣」が一字ずつ書かれた幕(?)が、まるで鈴虫が静かに鳴いてるかのように「ポゥ、ポゥッ」とランダムに光っていた。始まる前からも〜!格好いい演出。
しかし、この四字、バクホンを見事に表す漢字だよなぁ。あと1字入れるなら「狂」かなと勝手に思ってみたり。

さて、私の左隣りに座ってた子がいたので話しかけてみると、今日は1人で来たと。しかも群馬から!さらに彼女の荷物にふと目をやると、ケータイのストラップがランクヘッド!!もう意気投合ですよ!!開演までの少しの時間だったけど話をしてくれてありがとでしたー☆

開演を約10数分ほど押して、ホール特有のゆーっくりとした客電の落ち方で会場はとうとう真っ暗になり、いよいよ開演。一体1曲目はなんだろう?う〜〜、でも始まったら終わっちゃう〜とか考えてた。

セットリスト(いよっ、完全版!)
1 ワタボウシ
…!?このイントロはー!!!嘘、ホントに?この曲やってくれるの?始まった瞬間ちょっと涙出たよ。1曲目からもうヤバい。ただ、メンバーの姿はまだ見えず。サビに入るところでバァーって客電上がるのかなーと思ったら上がらなかったから「くーー!引っ張るねぇ」と勝手に感心(笑)っていうか、もう1曲目からバクホンのライブに引き込まれてしまってた。姿が見えない分、音をしっかり聴けた。やべー!!!
2 幾千光年の孤独
この曲に入った途端、ステージ上の照明が一気に明るくなってメンバーの姿がはっきり見えた!!もうテンションMAX!!オイラこの時点ではまだ跳んでいいのか少し遠慮してて。拳は全力で挙げてたけど、物足りないぞ〜〜。※今日も山田氏は白シャツだった。DVDを見てから、あれも一生懸命アイロンかけたんだろーなーとか思ってしまう(笑)
3 墓石フィーバー
やっばーい!!!♪ええじゃないか えじゃないか〜♪無制限に自分の中のテンションが上がり続けてるのがハッキリ分かる。途中の歌詞で「キ○ガイがどうの〜♪」って唄ってたような気がする…。それにしても、オイラはこの曲、ステップ踏めるから好きなのだー☆
4 サニー
はい、もう我慢出来ませんでした(笑)サニーが来ちゃったら軽く跳ぶしかない。2階席ってことで遠慮してても、自分が不完全燃焼になるのだけは嫌だったからいつものライブの用にノった。もちろん、両隣りの人には迷惑をかけないようにね☆
5 赤眼の路上
うわうわうわー!!これもすっごく聴きたかった。山田くんが2曲目から今日は狂ったように踊りまくってて最高に嬉しかった。嬉しかったというのも変な表現だけど、こんなに踊りまくってるのを見るのは久しぶりな感じがしたのだ。この空間をめちゃめちゃ楽しんでいるように見えた。
6 ディナー
いいのかい?これを唄っちゃって…(苦笑)これは本当に今日やったどの曲より嬉しかったかも。今日聴けるとは思ってなかった。久しぶりに見るー、こーいうバクホン!あー楽しい!!
7 舞姫(未発表曲)
何だっけ…えーとまず、栄純が「なんとなしに生きようとすれば、人生は容易い、自分の道を行こうとすれば、人生は難解なものになる…(あと忘れた)今はむかし、これは、まだこの国がニッポンと呼ばれていた頃のお話…」みたいなことを語って、それから曲に入った。なんか…いい!!独特のあの感じ…細胞に入り込んで来るような。バクホンだー。まだ音源にはならなそうだね〜。もう1回聴きたいなぁ。タイトルも曲もツボっす!!和な感じはバクホンの真骨頂!そして今、歌詞を1フレーズ思い出した!「…狂おしく踊る舞姫よ〜」だか何だか(結局うろ覚え・汗)
8 生命線
っっのォーーー!!もう死んでもいいって思ってしまった。幸せすぎる。も、ね、言葉が出て来ないんだよ。若干イントロ部分で栄ズンがギター間違ってたような…?
9 甦る陽
っあーー!!どうしちゃったのよ、まるでマニアックヘブンだよ…。いい意味で衝撃の連続で、ちょっとこの辺(8・9・10)は立ち尽くす感じで聴いてた。
10 夕暮れ
始まる時のオレンジの照明が凄くキレイで、じーんとしながら聴き入った。じーんわり、染みたなぁ。泣けてきた。
11 ホワイトノイズ
これのギターの音が好きなんだな〜。新しい曲なのにすごく今日のリストに馴染んでた。そして最近の山田くんの声はやっぱり伸びがあって、いい声だなって思ったんだ。そりゃ昔の荒々しい声も好きだけど、これからも彼の声を聴いていきたいから、これからもずっとその声を維持してってほしいな。
12 ヘッドフォンチルドレン
2回目の♪声を聞かせて♪のトコで、松っつんが「唄えー!」って叫んだから、みんなで唄う。ヘッチルの後、山田くんが「まだまだ行くぞ!!まだまだ行けるか!!」と煽って
13 涙がこぼれたら
最近のライブではイントロ部分のアレンジバージョンが定番になってきたね。ふむ。いつの間にか上の4枚の幕がなくなってた!
14 光の結晶
んもーーー!!今日の光舟のベースソロも…素敵!!たとえベース失敗しても、あそこの瞬間に光舟が前に出てくるっていうことがテンション上がるんだよねー。
15 ブラックホールバースデイ
光舟、壊れるの巻(爆)すっごい大きいステップを踏んでると思ったら、いつの間にかもう、寝っ転がったりマイクスタンドぶっ倒したり、めちゃくちゃだった(最高すぎる・笑)
16 コバルトブルー
この4曲はラストを盛り上げる定番って感じだけど、やっぱり「ブラックホール〜」では血が滾る感じになる。もう沸騰だよ、これは!!ずっと、跳びっぱなしだよ。ホールだって何だって跳びたきゃ跳ぶよ(っていうと語弊があるんだけど)常識の範囲内で、です。もちろん。
17 キズナソング
今日ここにいられて良かったという思いとか、いろいろを思って、思いが溢れちゃって、ボロボロ泣いてしまった。何て優しくて強い曲なんだろう。賛否両論あれど、あたしはこの曲が好きだ。


鳴り止まないアンコールがホール内に響く。そりゃー、もっと聴きたい。今日のバックホーンならずーっと聴いていたい。オイラ乾燥してるせいもあって、目のまわりがカピカピ…(苦笑)

ENCORE
〈松っつんの喋りは、東北のイントネーションをイメージするとさらに楽しめます〉
アンコールで出てきたメンバー。松っつんが「渋公で初のホールで、野音もあったけど、凄く嬉しいです!!」みたいなことを言ってた。松っつんは今日は1回も「C.C.レモンホール」とは言わなかった(そんな松っつんが最高!笑)そして「…じゃ、1人ずつコメント(コメントって・笑)を」って言って栄ズン先生に振る。栄ズン先生が喋って(何言ってたか忘れたが最後に湯浅(国際弁護士)のマネして、ぐるぐるしてた・爆)山田くんに繋ぐ時に松っつんが「次は…センター…センターボーカリスト!ま、オレもセンターだけどね。影武者のようにね(笑)」何じゃそりゃ!!(笑)山田くんは途中のMCでは失敗したので、客に拍手をさせて、最後にタモさんのようにパン!パ・パ・パン!とリベンジ成功して満足気(笑)したら、すかさず松っつんが「そんなことしてっと、タモさん裏で見てんだかんな!!」とワケの分からないツッコミを入れてた。今日の松っつんはノリノリ(死語)だなぁ。最後は光舟。松っつんは「次は…侍…」(客席「おーーー!!」)「侍 大和 広島ベーシスト」何じゃそりゃ(第二弾)そんな紹介をされた光舟は客席からの「大和ー」という声に答えて「大和じゃなくてね、渋公といえば…二・二六ですよ…ここの裏にね、慰霊碑があるんですよ(略)…二・二六事件で、青年将校達は……」なんて熱く話し始めたので、みんなくすくす笑ってたら、なんか照明がだんだん暗くなってきて、気づいたら光舟にピンスポ(爆)いやー、激ウケだった!!照明さん、グッジョブ☆ピンスポに多少とまどいつつも話す光舟。「青年将校が、国を良くしようとして……その頃の東北は飢饉で…(略)…だから東北の人達(松っつん・栄ズン・山田)とここに立ってるのが…」などと語り、終了。
1 声(新曲)
悪くないぞ、新曲。いいよ、サビで照明がチカチカチカチカしていい!!カップリングも早く聴きたいー。
2 カオスダイバー
3 無限の荒野
…終わらなかった!良かった!!カオスで終わるんじゃないかとちょっとだけ不安になったけど、最後にこの曲があって嬉しかったー。(別にカオスが嫌いなわけではないよ)栄純が嘶くのはいつものことだけど、今日は山田氏も頻繁に嘶いてて、客を煽ってて楽しかったー!!
歌い出しの♪屍 踏み散らして♪からもうガン上がり!!


・漏れ漏れMC
〈松っつんの喋りは、東北のイントネーションをイメージするとさらに楽しめます〉
最初のMCで松っつんが「THE BACK HORNです!!2階も盛り上がってますかー!!」と言って「去年もディストーション(注意報)やって、1年経ったけど、こうしてみっと顔だけ老けてって中身は…」(笑)したら、突然「それじゃ、ここから挙手制で聞いてみたいと思います!と会場生アンケートコーナー(←と、あたしは勝手に名付けます)
質問1「最近…不倫したひとー!」
会場「えーー」とどよめく。挙手→0人(そら、そーだろ!でも1人だけいたらしく、松っつんが「あ!!今1人いたぞ!!こうやって挙げたの(客の挙げ方のマネをしつつ)俺は見逃さなかったぞ(笑)」
質問2「じゃ、次。最近バックホーンを好きになったっつー人!」これは結構いた。「ここじゃ挙げにくいよな、自分だけ初心者みたいな(笑)でも、今日は最近の曲も、昔の曲も、オレ達がやりたい曲、好きな曲をたくさん…作戦練ってきたんで…(作戦って・笑)」
質問3「じゃあね、最近…何かを成し遂げたっていう人ー!」挙手→数人。そしたら松っつんがめちゃめちゃ食いついて「何何???何を成し遂げた!?」って客席に聞いたんだけど、みんな答えないでいたら「え、何?何を達成したの!?もう言ってもいいんだよ、ここでは(笑)」って言ったのだがやっぱり答えてもらえんくて「そーか、人には言えねーか、分かる分かる。誰にでも言えない過去はある、な?栄純」って突然振ってた。栄ズン先生もただこくっと頷くだけ(笑)松っつん追求しすぎてて、めちゃめちゃ面白かった!!今日の松っつんはテンションがかなり高かった!!


今日みたいにバンド全体を上から見下ろしてみたことってあんまりなくて、新鮮だった。みんながそれぞれ演奏している姿が良く見えてとても良かった。昔の曲を光舟なりに演奏しているのは特にほほえましかった。栄ズン先生は何回も前に出てきて、煽ってた。松っつんのドラムさばきも上から見てて凄く良かった。何回も2階席はどう?とか煽ってくれて嬉しかったー。前記してるけど山田くんは激しく動き回ってた。そして今回は照明がどれもこれも凄く合ってて、素晴らしかった。あたしの見たかったTHE BACK HORNだったから、本当に嬉しかった。

アンコールが終わっても、あたしはしばらくその場に立ってた。でも、そうそう!この後待ち合わせがあるんだった。と静かに階段を降りる。そのまま流れに乗って会場を出ようとしたら、出口でスタッフさんがお客全員にこんなん配ってました。チケットにも「プレゼント有」とか書いてなかったから、これは嬉しかった〜♪♪

早く中身を見たいけど、まずはグッズを買いに並ぶ。←つくづく自分は意思の弱い(弱すぎる…)人間だ(も、諦めた)。買ってしまったよ。タオルとTシャツとリスバンと。。ポストカード&バッヂ…だって…バクホンのグッズはかっくいいんだもん。。どうしても毎回買ってしまうのさ…。ははは。(写真は、今回もステキングな鈴虫タオル)

その後、場所は違えど同じ渋谷でライブを見ていたYちゃんと合流。軽くお酒を呑んで、音楽の話ばっかりしてあっという間に2時間。今度は音楽以外の話もしなくちゃな〜って思って。そういえば、そん時にあの大入り袋を開けると……!!こんなものが入ってた!

もったいなくて食べれないってば(笑)Yちゃんをバスの出発時間に丁度良い時間まで付き合わせてしまった。ありがとう☆おかげで楽しかった♪♪新宿に着くと出発の時間ギリ(汗)乗ってすぐ出発でした〜。でも何だか全然寝付けなかった。良いライブを見た日って絶対こうなんだよね。今日のライブを思い返してた。マニアックヘブンは、また来年の楽しみにとっておこうと思った。

今日は行って良かった。本当に良かった。