THE BACK HORN「KYO-MEIワンマンツアー 〜裸足の軌跡〜」@Zepp Sendai

大げさな訳でもカッコつける訳でもなくて、バクホンのライヴは、ランクとはまた少し違う方向から「命が燃えている」って感じさせてくれるのです。「生きてるぞーコラァアア!!!!!」みたいな。そりゃー、あの日のみかん祭〜夏の宵〜(ランク×バクホン)の対バンでどーーっと疲れる訳だよ(笑)


満足(笑)な食事を終わらせた私たちは、Zeppに入る。今日は自由の効く緩やか空間で踊りたい気分だったので、後方にスタンバイ。この選択は間違ってなかったと思う。バンド全体が良く見えたし(こういう時は目がいい自分を喜ぶ)、なによりZepp Sendaiは後ろでも近いのです。ちなみに相方は亀T、オイラはフリージアTで参戦。夢の花T着たかったけど…ボロボロになって来たので(苦笑)。
あたし達がフロアに入ってから数分でセッティング始まって、しばらくして客電が落ちてSEが流れる。緊張が高まる!あそこにいた人みんな同じ気持ち。
もくもく煙と下からの照明に当てられながら登場したメンバー。あら!将司先生、今日は白シャツじゃないのね〜。黒いTシャツだった。
〈セットリスト〉
1.冬のミルク
1曲目からコレっす。今回はセットリスト固定な感じが何故か新鮮に感じました。なぜだろう?1曲めからコレの時点でかなり驚いたけど。新鮮。


2.光の結晶
おわー!早くも光の結晶だよー!!相方もこの曲が好きなので2人で笑顔〜♪やっぱり光舟のベースソロは盛り上がる。ソロ終わり頃に入ってくる栄ズン先生のギターにも盛り上がる。最高だー… ってオイラは何故か天を仰いでみた。


3.声
はい、来たァ!!これは…ノンストップにするつもりですね?バクホンさん(笑)今回、あたし達の周りには唄ってるヤツらとか全然いなくて最高の環境でした。やっほー♪


松っつん「仙台こんばんは!!!ザ・バックホーンです!(←いつものように力強く)熱いねぇ、仙台!!」
BEST THE BACK HORNを出して…のくだりの後「ライヴは一瞬で終わってしまうものかもしれないので、えー、10年分をたっぷり味わって帰りたいと思います!!」(爆)何を言ってるんだい(笑)「味わって帰ってください!」じゃないんだもんなぁ。笑った笑った。さすが松田センセー。ぷぷぷ


4.罠
ひゃあ!イントロで、昔と変わらない踊り狂いの将司に安心する。昔っから、フロント3人がトチ狂った動きをするのを見るのが好きです。


5.生命線
オイラの大好きな曲。自分の好きな曲がベスト盤(と言われるもの)に入るのはとても嬉しいことです。しかもそれをそのレコ発ツアーで聴けて幸せです。この曲聴いてる時、嬉しくてニヤニヤしてしまった。


6.風船
オイラ的に久しぶりに聴けて、嬉しくてウルウルしてしまった。じーっとメンバーの演奏を見てました。


7.舞姫
こういう世界観、本当に好きだ。言葉の選び方がいいよね。古文みたいで。報われない恋の歌ですよ。♪な〜ぜに〜狂おしく〜 のドラムのリズムが好きだー。後半部分の栄ズンギターも素敵。こっちが口ギターしたくなるくらい(笑)


8.アカイヤミ
9.ブラックホールバースデイ
この曲の照明、ずーと変わってないよね(細かい所は変わってるのかもしれないけど)。オイラこの曲の照明が大好き。だから変わらなくて良い。イントロ部分のジャン!!ってのにピッタリ合わせて照明明るくなるの、超テンションアガる!!終始飛び跳ねてました。みんながタッタカタッタカ小刻みにステップ踏んでるのがイイ!


松っつん「熱いっすね仙台!!!THE BACK HORNは、結成10年を迎えて、ベストアルバムを出したわけですが…1つ1つの曲全部ベストだって思ってるから、それを25曲に絞るのは苦しい作業だったんですけどね。」
この前ラジオでもそんなこと言ってたよね。
松っつん「仙台、、仙台といえば荒吐THE BACK HORN、今年も出させていだだく事になりました!!」
客「うぉおおー!(パチパチ)」
松っつん「未だに皆勤賞続いてます!!!」
客「ワーーー!!(パチパチ)」そうだよ、バインが昨年出れなかったから唯一なのよ!!ずっと出続けて欲しい!!
松っつん「えー、この10年ずっとコロコロ転がるように、どんぐりのように来ました。どんぐりころころどんぐりこ…」
客「(笑)」
松っつん「いや、冗談じゃなくて、真面目な話ね(ほんとかよ・笑)、どんぐりころころ、池にハマるかは別として…東北代表としてね…」
と、まとまりなくなったので(爆)
松っつん「えー、それじゃもう一人の東北代表、俺と同じ福島の菅波さんお願いします」
客「(パチパチ)」
栄ズン「あのね、東北代表として1つ言うと、福島の人は運動が得意じゃない…って、ここ福島じゃねぇよな(笑)あれ、舞姫の話ってまだみんなにしたことねがったよな。さっき舞姫っつー曲やったべ?」
客「(頷く)」
栄ズン「こないだね、おんし、、中学時代の恩師と会って、話したんだけど、まぁその恩師は国語の先生なんだけど、詩(の内容)をすごく(深く)読み込んできて(笑)、「舞姫はどうやって出来たんだ?」って聞かれた訳。…白虎隊知ってる?(客の返事聞かずに)知ってんな(と1人で納得)」
松っつん「おめぇ結局1人で喋ってんな(笑)」
栄ズン「福島に白虎隊っつー有名な話があって。そのシチュエーションで、姫がいたら(面白いべな)と。その姫が偉い人に恋をしてしまった…っていう話を作ったんだって言ったら、(先生は)「やっぱりな」と。「中原中也とか好きだべ?」と。「好きだ」と。…って何の話だ?(笑)
松っつん「まぁオチはいいんだよ。求めてませんから(笑)」
栄ズン「だよな、オチ無くていいんだよな?(笑)ここは仙台だっつー。…仙台は(昔から)よく来てたから。これからも来っから」
客「(笑)パチパチ」いつ話が終わったのか分からんかった(笑)
松っつん「とりとめのないMCありがとう!」(爆)
松っつん「(苦笑しつつ)よし、次やるか!」
…そして相変わらずMCから次の曲に繋ぐのは上手ではないバクホンであった…(笑)


ふと左の方に目をやると、将司先生がピアニカ持ってる!あぁこの曲だな、と。
10.ヘッドフォンチルドレン
間奏の光舟の口笛はしっかり見ました!!最後の♪声を聞かせての時にちょっとしかない歌と歌の合間に松っつんが「はい!仙台!はいっ仙台!!」って言ってたのにちょっと笑ってしまったよ(笑)ちゃんとコーラスしましたけども。
♪パッパラッ パッパッパー パ パラパッパッパー♪


11.未来
この曲いつもイントロで歓声が上がるね。あたしは光舟のベースが好きで、この曲の時はどうしても光舟に目が行く。かっけぇんだぜ。オイラはこの曲は拳上げない。じっくり聴きたいから。栄ズン先生のギターも、たまらんです。


12.レクイエム
あー…そうだよ、この曲もベストに入ってるんだよー!!なんて思いながら聴いてた。どこからか滲み出てくる「黒い色」のイメージが、バクホンにはやっぱりよく似合う。個人的には音源のラスト部分のコーラスが好きだけど、ライヴではもちろん無いんだよねー。音源のつもりで聴いてくと、(勝手に)肩すかしな気分に少しなる(笑)


13.サニー
まぁた、血が滾るようなイントロが来ましたよー!!定番曲は歓声が大いに上がる。やっぱりライヴで聴き慣れているから、テンションのアガり方が、他の曲とはひと味違うんだよねー!これはこれで、オイラ的には久しぶりにライヴで聴いたので♪大きな手 で手のひらを挙げられて満足。


14.コバルトブルー
コレさぁ、リズムとってる内に絶対動きおかしくなるってば(笑)もうテンションはMAXだし、訳分からない感じ。あはは!ちなみにライヴ後、相方は「やっぱりコバルトブルーが一番盛り上がってたね」と。…確かに。


15.刃
漢…おとこです。間奏部分の栄ズンのギター、最高だったねえー!踊りたくなった(笑)♪いざ さらば〜部分の、ドン ドン ドン!ドン!ドン!っていうドラムに合わせて拳あげたー。


16.空、星、海の夜
唄い出しで何でか鳥肌が立った。聴けて嬉しいんだけど、ベストに入ってることによって、今度は「ライヴで聴けてしまう曲」になったのが複雑でもあります。ずーっとずうーっと聴けなくて、ある時にポッと「わぁ!!とうとうやってくれたよー!!!」っていう感動を味わうのも好きだから。簡単に聴けるようにならないのもいいもんだと思うんだよね…Mなのか?オイラ…(苦笑)そりゃ生で聴けてとても嬉しかったんだけどね。


ENCORE-1
1.初めての呼吸で
これは照明がずっと暗くて、ところどころに見えるお客さんの拳がとても良い雰囲気を出してた。サビで照明明るくなるのかな?って思ったら、そういう訳でもなく。ずっと暗かった。でもそれが唄の雰囲気をいい感じに出してた。
2.涙がこぼれたら
最後のサビ行く前の感想部分のメンバーの狂いっぷりが大好きなので、今回もフロント3人をそれぞれガン見したよ。光舟が頭の後ろ(肩)にベース乗っけて弾いてたり栄ズンが一瞬見えなくなったり(どうやら転んだらしい・笑)、テンションがガンガン上がってく!大好き過ぎる!!


そろそろラストかな〜…なんて思ったところに、あっ!このイントロは!!!マジでぇ〜?(ニヤリ)きゃーっ☆
3.無限の荒野
バクホンのライヴの締めにはこの曲が無くっちゃね!!栄ズン先生が嘶いてくれなかったけど、その分、将司先生が煽ってたので、よし!!全力で応えました。汗だくのままライヴは終了。
ダブルアンコールはありません、とばかりに一気に客電が点く。いやー、デトックス出来たー。負の部分を吹き飛ばしてくれたー。ありがとう!


ライヴの後半にボソッと将司が言った「仙台、また来てぇな」は、本音だと勝手に信じることにします。あまりにもさりげなく言ったからさ。


遺伝子レベル。遺伝子レベルでバックホーンの曲が好きなのです。闇を唄うことで、闇を取り払ってくれるような、そんな4人の音が大好きなんだなー。今日は将司先生の声が比較的良く出ていて安心して聴くことが出来たのが何よりでした。オイラには「夢の花」サビの裏声が全く出てなかったライヴという苦い思い出があるのでね・・・。今日は良かった。光舟は今日は1言も喋らなかったなぁ。