ACIDMAN「ACIDMAN LIVE "15th&10th Anniversary Tour"」 @Zepp Sendai

※ツアー中なのでネタバレ注意です!!


勝手に今日のチケットの番号は、ACIDMANを仙台で、Zepp Sendaiで見る私たちに神様がくれたプレゼントだと思うことにした。もうここ何年かは最前でライヴ見るなんてことはしていなかった。しっかり音を聴きたいとか、自分が踊るスペースを確保したいとかって考えがあったたから。でも今日は、最前で見る選択をした。
最前でしか見ることのない景色。そういえばこんな楽しさや迫力があったなー、ってライヴ中思いながら見てた。わたし、彼らのプレイを間近で見るの久しぶりすぎて、本当にずっと目輝かせて見てしまってたと思う。(だから、数年ぶりに全身筋肉痛なうえに腕とか軽く負傷しても、んなことはどうでもよくなった)


昨年やるはずだった日の一年後・同日に仙台公演をやるって決めてくれて、本当にありがとう。

何年ぶりかに感じた開演前の緊張。おなか痛くなってきて「早く始めてくれないと困る〜」なんて言ってるとこに、10分弱押しでスタート。
一度、演出を見ているから、大きな驚きはなかったけれど、SEが流れた時に、みんなの指がスクリーンに映って一緒にカウントダウンしていくのが、すごくゾクゾクした。あれは後ろにいたら見えなかった景色。「今、透明か」まではスクリーンがかかったままで3人の姿はシルエット。お客さんの「早く幕を降ろしてくれ!」って心の声が聞こえてきそうなあのモッシュ。で曲の大サビに行くところで幕が一気に降りて、テンションはMAX!「あ、今日もちゃんとノブオのアンプ横には加湿器♪」とか「今日はノブオ最初っからコラボT(グレー)着てる」とか思いつつ前の柵と後ろの人圧に耐えながら、全力で腕を挙げた。たたみかけるように「Returning」まで進み、私は3人の演奏と顔をじっくり見ていた。ああ、ACIDMANの演奏、動き、全てがかっこいい。特にサトマのプレイのアグレッシブさはどんどん増してたね。いつからあんなプレイするようになったっけなぁ。


ここでノブオが「去年、この日にライヴをやる予定だったけど、震災の影響で出来なくて、でも一年後の同じ日にステージに立てて嬉しく思う」なんてことを言ってたかな。


「FREE STAR」では会場ど真ん中も真上のおっきなミラーボールがキラキラして、本当に星空の中に放り込まれたよう。ちょっとミラボール自体は後ろすぎて見えなかったけど、イントロでミラーボールを指差したよ、ちゃんと私(いつもやってるが・笑)。そして、「イコール」。私がすごく好きな曲。PVのサトマ同様にリズム刻んじゃうほど、体に染み付いてる。サトマと同じリズム刻みながら目を閉じて、聴いてみた。キラキラしてた。音が。


「Dawn Chorus」では、あれですよ。サトマのアップライトベースです。アップライトベースの音、いい。やっぱりサトマばっか見てしまう私なのであった。インスト大好き〜!いつかほんとにインストオンリーのライヴ聴いてみたい。そして私個人が勝手に(きっと全ACIDMANファンが待っていた曲であろう)「水写」。絶対に全員が嬉しかっただろうと思う。私だって、この前7、8年ぶりくらいに聴いたんだから!貴重すぎる(苦笑)


そしてここがポイント。初日の東京でやっていない「I stand free」を、今日仙台でやってくれた。私はしっかりノブオを見ながら聴いていた。ライヴ後、某関係者に聞いたとこら、仙台だけ一曲増やしてくれたとのこと。ありがとう。イチゴのMCは、もう思い出せないけど、初日の東京よりグダグダだった(爆)。「話聞いてる?」ってノブオに振ったものの、ノブオはイチゴの話の合間に「うんうん」って面倒くさそうに頷くだけ(笑)ずーっと頷いてただけだった。言葉を喋らずに(笑)「to live」は、初期に既にこんな曲作ってたんだよなぁ、ってことが驚き。あの時からこんな音を作ってたんだよね。恐ろしい3人だよ…。


今夜、何より嬉しかったのは、やっぱり「リピート」で手拍子が起きなかったこと。昔は無いのが普通だったんだけど(サトマが煽りはじめたせいで…ごにょごにょ…)なので、もう二度と手拍子無しでなんて聴けると思っていなかったから、びっくりした。本当に本当に、こういうところが仙台が好きなところだな。もうね、はっきり言いますけど、、、サトマ、手拍子煽るところ間違ってるからねっ!!「赤橙」と「リピート」はじっくり聴かせてください…切実。それとこの二曲と「水写」はアウトロが大好きすぎて生で聴けるとすっごいアガるのです。
もうライヴも終盤。「ある証明」は本当に「and world」以降、ACIDMANのライヴに欠かせない曲になったよなぁって思いながら、全力で3人に応えた。しか〜し!長い間奏のところで、サトマがモニタースピーカーに上がって煽ろうとしたんだけど、つるん!って滑ってコケたよ。あの時の「あっぶね!!」みたいなサトマの顔は忘れられません(笑)私たちもちょっと“ヒヤッ”としたよ…。もう、もみくちゃ。でもこういう楽しさ、忘れかけてたわ。
※何人かダイバー飛んで来たけど、何度も経験してるので上手く避けられるようになっている自分に笑っちゃうぜ。


アンコールの「廻る、巡る、その核へ」は、今回私は思いもよらず泣いてしまった。何がそうさせたのかもうよく分からなかったが涙が止まらなかったわ。ある時から、後半(もはやアウトロなのかな)のギターのアレンジが入りまくってるのだけど、自然の悲鳴っていうか嘆きのように聴こえてどうにもこうにもたまらなくなるんだよね。もうZepp SendaiACIDMANを見られることは無いだろう、たぶん。そんなこともあって寂しくて涙が出たのかなぁ。


ありがとう。いつも仙台に来てくれてありがとう。


〈セットリスト〉
1.8 to 1 Completed
2.今、透明か
3.造花が笑う
4.CARVE WITH THE SENSE
5.アイソトープ
6.Returning
7.FREE STAR
8.イコール
9.ファンタジア
10.Dawn Chorus
11.Slow View
12.水写
13.I stand free
14.to live
15.Ride the wave
16.赤橙
17.リピート
18.2145年
19.ALMA
20.ある証明
21.world symphony
22.Your Song


ENCORE-1
1.彩-SAI-(前編)
2.cps
3.廻る、巡る、その核へ


そして、エンドロールで流れていたのは「at」だったなぁ。ここ数年のアシのライヴではエンドロールがあるのだけれど(それはそれで、もうそれ以上アンコール出来なくてちと寂しいのだけども…)、それに使われるインストも毎度気になってたりします。個人的には「AM2:00」を使ってた時のエンドロール(思い出すのは武道館)が好きだったりします。


…アニバーサリーツアー、今年後半にもう一回回ってくれたらいいのになぁ。曲変えてさ。願わくばラストに…「and world」とか聴きたいなー…なんてね。


さーて、あと私が参加するのは、ファイナルのさいたまスーパーアリーナ
初日に「あんな曲やこんな曲もやるかもしれません」って言ってたのを真に受けて、Zepp公演をどれだけ越えて来るか、とんでもなく楽しみにしていたりしますよ。わくわくしまくりよ!