無くして またくり返して

今日は久しぶりに祖父に会った。
「(たまには)遊びにございん」と言われてドキっとした。
「仕事忙しくて、なかなね〜」
いつもの言い訳をしてしまった。
本当は別の理由で行くことをずっと避けているくせに。
別におじいちゃんが嫌いな訳ではないのだけど。


久しぶりにまじまじと見た祖父は
私が予想していた以上に年を取っていて言葉に詰まった。
思わず出てきそうになる涙を必死に堪えてた。


祖父は、大人の私に「これで何か買い」と
小遣いをくれて、車に乗って行ってしまった。


あまりにも時は止まることを知らずに進んでいることを実感しすぎて
家に帰った私は大泣きした。


…このお小遣いは使わないでとっておくよ。おじいちゃん。


リピート/ACIDMAN