ACIDMAN LIVE TOUR “green chord”@日本武道館

─光と映像と音、そして会場が完全に一体となった夜


九段下駅に着くと、友人+その友人+その友人の姉が待っており、一緒にクロークまで行く。列が空いてて、難なく袋をゲットしたんだけど、このビニールが薄い!(ぺらっぺら・笑)で、1人はあとから来るから、今いる5人の荷物をまず詰め込む。頑張って詰め込んで…おっ!あと1人分なら入るよ!!って感じ。やー、このぎゅぎゅうのクローク袋
、写メっとけばよかった(笑)すっごい詰め込んだんだもん(爆)「500円なんだからそんなにケチんなくても」と自分たちで言ってしまう位、私たちは収納上手でした(笑)あはは。無事に6人目の荷物も入れて、いざ武道館へ!!ドキドキするー!

武道館前には既にたくさんの人がいて「わーすっごい人!!」と驚く。で武道館全体は到底フレームに入りきらないので(泣)ACIDMANの看板が付いてるところをパシャッと。んー、上手く撮れなかったぜ…。さて、感じ悪い(ほんとに)スタッフの整列の呼びかけに応じ、入場。ドキドキしながら会場内に入ると、自分が思ってたより武道館って広くないんだなぁってのが第一印象(ステージ作ってある関係もあって)。実際にスタンディングフロアへ立ってみると……Bブロックバンザイ!(感涙)真ん中だよ〜!!スタンドマイクの位置から予想するに、3人の位置関係が結構近くて「Bブロックが一番ええじゃん♪」という結論(喜)。ぐるーっと見渡すと、一番上のスタンド席はもう、ほぼ埋まってる。凄い。客席の配置だけでも“いつもと違う感”が漂ってる。ステージ上にはいつものギター、ベース、ドラムセット、そしていつものノブオのORANGEアンプがあることで少し安心する。ちなみにこのアンプの上にキラキラした何かがあった。(どうやらミニミラーボールだったらしい。カワユス)後方には後にその姿を現すであろう、超大型スクリーン。と上を見ると、映像を映し出せそうなボードが1つ。あたしのいる位置からでは、真上だから見づらいけど、スタンド席の人の為のスクリーンだろう。それにしても大きい。さて、あたしは、まだ迷ってたんだけど、やっぱり無事に最後までライヴを見たいという気持ちを優先して、ドリンクを買いに。無事に友人の待つ場所へ戻り、開演を待つ。いつも通りに友人と喋ってはいるけど、もう心臓がバクバク。ソワソワ。あん時のあたしの脈、早かったよ〜(苦笑)武道館には両サイドに電光掲示の時計があって、それを見ながら開演を待つ。もうどうにもこうにも胃のぐわんぐわんがどんどん増してくる(キンチョーの為)。セッティングが5分前に始まったのに、開演を10分過ぎてもなかなか客電が落ちない。あたしの緊張はピーク!早く始まってぇ〜〜!…でも始まったら終わっちゃう…という、無駄な葛藤(いつものこと)
開演時間を10分とちょっと過ぎた頃、客電が落ちた!
前に詰める人の流れにのってあたし達も前へ。あー!いよいよ始まるんだ!!


〈セットリスト〉
SE.green chord
あの真上のスクリーンにgreen chordのジャケット写真がいくつも交差して動いている映像が映し出される(Scene of “green chord”のオープニングようなやつ)。一気にテンションが上がる。音の波のようなメロディーと、ランダムな照明にのって、客席はジャンプする。3人が登場した瞬間の客の歓声は凄かった。
1.Returning
ノブオが歌い出しをゆっくりと唄って、客を静かに煽る。それに応えるかのように、客席は「おーーー!!!」という歓声と共に拳が上がる。相変わらずノブオの声は、サビで少しひっくり返ったけど、声の調子は良さそう!!ちゃんと声が出てる。ホッ。今日は大丈夫そうだなっ!サビでガン上がり。
2.Ride the wave
モッシュが横に激しくて、あたしは真ん中よりにどんどん動き、早くも友人とはぐれる(爆)気付けばサトマの目の前3列目!!えへへ♪まだまだアガっていくよ〜!なんとここでスクリーンに映像が!おぉ〜。で!!サトマのキャップが早くも飛ぶ!史上最速!!新記録更新だよー!!(笑)サトマ、やっぱり髪多い!長い!
この辺までは、やっぱちょっとメンバーが緊張してたのか、堅い印象があったけどそんなのは心配しなくても大丈夫だった。


MC
イチゴが「ファイナルです!!武道館盛り上がってますか!!!」みたいなことを言ってたと思う。


3.アイソトープ
♪ジャジャジャジャジャジャっ!oioioioi!!!毎回聴いてもすっごいアガるね、これは、ほんとに。
4.River
これだったかなぁ。間奏かどっかで、ピックを口にくわえてた。んで指で弾いてたとこ、かっこいかったな。
5.千年歩行
やっぱりイントロのサトマのベースが好きだ。。なんていうんだろう。この感じ。な〜んか頭の上がキラキラするな〜と思ったら、サビでミラーボールが回ってた!!きーれーいー!なんか、もう…。
6.REAL DISTANCE
後半サトマは、今日も広〜いステージの端からいつものように軽くステップを踏みながら自分の位置まで戻ってく。これは体を左右に軽く揺らしながら聴くのが気持ちいい。
7.スロウレイン
イントロのキラキラのメロディ、これはノブオの見せ所だよね。あ〜…好きだなぁ。目を瞑って聴いてた。けどもったいないから、やっぱり3人の姿を交互に見てた。


MC(でも憶えてないや…汗)
ノブオ「気持ちいいですねー!(今日は)8000人ですよ。最初は4人とか(でライヴしてた時もあったんですけど)ね」
サトマ「2ケタいった〜!すげぇ!!とか」…なんて話してた。「本当にいいアルバムが出来た」みたいな事を言ってたな。あとは…もう忘れた(汗)
8.So far
間奏の、イチゴがスティック持ったまま左手を挙げて、3人で♪ジャジャジャッ♪ってやるところ!!素晴らしかった〜。
9.季節の灯
で、ここでいつものように条件反射で涙流しつつ。もうダメみたい(苦笑)。1コーラス聴き終えて、それから間奏だってとこで、ノブオがギターをトチる…ざんねーん。。
10.Dawn Chorus
イントロから、会場は自然に手拍子が起こる。サトマも手拍子をして促す。
11.Walking Dada
DVDに入ってるPVを流しながらの演奏。ひゃーー。あんな大きいスクリーンで見たら、さすがに目が回りそうになった(苦笑)


MC(おぼえてるのだけ)
イチゴ「えー…!サブタイトル“ウラヤマイチゴダイエット〜ファイナル〜”」ですが…」
ふむふむ。
イチゴ「最初、73kgっだったんですが………結果は…!72kgでした!!」
客席「えーーーーーーー」
ノブオ「…スベってますけど(笑)」
イチゴ「非常に中途半端な結果ですみません」と深々とお辞儀をして謝る。
すると、サトマとノブオも一緒に深々とお辞儀をする(笑)


ノブオ「なんかねぇ、途中からダイエットリベンジって企画に飽きてきちゃって」
客席「(笑)」…飽きんの早っ!
サトマ「…気づいてました。飽きてんの知ってました」
客席「(笑)」
ノブオ「最初の頃はお〜!とか言ってたけど、いっちゃんが毎回毎回ピッって計ってくれるんだけど、俺は3公演目くらいで飽きちゃって(笑)次は…100キロオーバーにしますから」
客席「(拍手)」「やれー!!」とか(笑)
ノブオ「(ということは)ますます口臭くなるんだね。……あっ!これは言っちゃいけないんだった!」
イチゴ「それ、絶対に言わないでね(笑)」
ノブオ「分かった分かった。いっちゃんが口臭いってことは絶対に言わない!」
客席「(笑)」
今回はこのネタで全会場(たぶん)押したなぁ(爆)
ノブオ「サトマの高校の時の私服がダサかったなんて絶対に言わないから!!(爆)」
サトマ「(まさかそんなこと言われると思ってなかった的にヨロめいて)それは、言わなくていいよ」
ノブオ「ごめんごめん、俺そういうの絶対守るから(笑)俺の性感帯が右の乳首だってことも絶対に言わない」
サトマ「(ケラケラ笑いながら)それは…、言わなくていい!(←さっきと違うニュアンスで・笑)」
と、突然、
客席「ちくびーーーーー!!」
サトマ「(笑)」
ノブオ「何て?(言ったの)」とサトマに
サトマ「(わかんないという仕草)」
↑おい!笑ってたくせに聴きとれてなかったのか、サトマ(爆)
もう一度客席から「ちくびーー!!!」との声
サトマ「(笑)」
ノブオ「俺には“ちくび”としか聴こえないんだけど、ダメですよ、こんな…武道館で“ちくび”とか言っちゃ」
客席「(笑)」
サトマ「(頷いて)武道館ですから(そんな言葉言うわけない)」
客席「(笑)」
ノブオ「俺の耳が悪いんだな(笑)“ちくび”にしか聴こえない」
サトマ「だって(ここ)日本武道館ですよ?」
ノブオ「ですよね!」
   「こんなしょうもない3人ですが、よろしくお願いします!…どの会場でもこんなトークして(苦笑)、いっつもこの後に曲やるの辛いんですけど(笑)」
12.プリズムの夜
13.イコール
あたしこの曲がACIDMANの中で今一番好きな曲かもしれない。この歌の歌詞が全てだしょ?…後半のサトマのステップたるや…!!ファイナルで武道館だから(だから?)一段と足上がってたよー!!か・っ・こ・よ・す・ぎですからーーー!!あたしの中ではずーっとこの曲はキラキラしてるんだぁ。
14.波、白く
イントロの部分からくるものがあった。なんか今日はゾクゾクしっぱなし。
15.アレグロ
16.ある証明
はいサトマのキャップ飛び2回目!!あぁーー。もうこの曲大好きすぎる。泣けてくる。これはあたしの中でもいろんな段階を経てきた曲だから、凄く一生懸命聴いちゃうんだ。(もちろんライヴ中は全部真剣に聴いてるけどね)そんで、ただでさえCDより長めだった他の会場よりも、さらに多かった気がする間奏(たぶん気のせい・笑)。も〜〜サトマが煽る煽る!!(ほんと、腕もげるよ?)そんなに煽られたら…応えるしかないじゃんか!!(笑)


17.懸命の銘
「あれ、もうここまで来たか」って思った。今まで見てきた会場の中で一番進行が早いと感じた。いや、これも相対性理論ってやつかなぁ。
18.calm
いつものように静寂が包む中、フロアタムを響かせるイチゴ。「ドン ドン」って何回かやるんだけど、そんな中、空気の読めない馬鹿がなんか叫んだんだよ。殴ったろか、コラ!!と思ったよ、ホント。静かな時は静かに聴くってことも出来ないのか、馬鹿野郎が。でも曲に入ってからはそんな嫌な気分も吹っ飛んだ。あたしが今ツアーで聴くことが出来て一番好きになった曲なのだ。このアルバムの曲はライヴで聴くと何倍も素晴らしいんだけど、その中でも最も映えていると思う。
19.toward
いつものようにサトマのベースソロも終わって、もっかい♪嗚呼 来たる未来♪ってとこも終わって、最後の大盛り上がりの部分まできた。……あれ?…気のせいか…?3人の音以外に音がする……??と、下げてた顔を上げたら!!ステージ後ろに、オレンジ色の星みたいな照明が!キラッキラしてたの!その間にストリングスの皆さんが映ってたの!(本来ある2階席の部分だよね、あれ)わぁー!!やってくれたよ、アシは。ひゃあ…って感じで聴き入ってた。なんか感動で鳥肌…とは違う。目が離せない、聴き逃せない感じになって、じっと聴いてたんだけど、もうすぐ曲が終わるってとこで、横をふと見たら、隣りの女の子がフラッフラしてる!一度は大丈夫と言ったものの、フラフラしてますよ!スタッフ呼ぼうとしたけど、あれ!!さっきまで前にいたのにいない〜!!おーい!!という事で、もう1人の女の子とその子をとりあえず安全な後方に運ぶ。ここで腹立たしかったのは、あたしの反対隣りにいた男。ライヴを前で見たいのは誰だって同じだろうが。少しくらい手伝えよ。自己中心的な人間って嫌だ。人を運ぶってのは思ってる以上に力が必要なんだよ。全く。…と気分を害したものの。Bブロックの後ろ目で見たら…これがまた凄くいい!!上部のスクリーンに映ったメンバーの顔が大きい!!(笑)演奏してる手元とか、それぞれの表情がしっかり見える(画質が凄く良かったように思う)メインスクリーンはかなり大きいから、この辺りで見た方がしっくり来る。スペースも余裕があるから、自分の好きなように踊れる〜♪具合悪くなった子に自分の持ってた飲み物をあげつつ、横で立ってライヴを見ることにする。場所的に二通りライヴが楽しめてちょっとラッキーだったな。


*余談
以前、アシのアルバムレビュー時の最後にこんなこと書いてたんだね、自分。
ツアーファイナルの武道館で、もしかしたらもしかしたら…ロスト@厚年のようなことをやるかもしれない??と。3人だけで勝負するとは思うんだけど(もちろん勝負して欲しい)、そんなことがふっと一瞬頭に浮かんだのでした。ははは。
「ロスト@厚年のようなこと」とは、そうです。ストリングスのことです。
見事的中!生ストリングス!!…あたし、すげぇー(←自己満足)



アンコールに行くときに手拍子するじゃない?最初はさすがに8000人もいるから、全然揃わなかった。まー、仕方ないと思いつつ手拍子続けてたら、ある瞬間にね、凄い揃ったのよ。手拍子が!この瞬間はね、ゾクっとした。鳥肌が立ったよ。
しばらくしてメンバー再登場。

ENCORE-1
1.赤橙
ぎゃーーーーーーーーーーー!うわぁあああ〜!!あたしは今回のツアーでは聴けないんだろうなぁって完璧にリスト予想から外してたから、すーんごく感激した。少し後ろから見た客席の一体感は凄い光景。これをステージ上から見たら、泣くよ。あたしだったら。
2.飛光
サトマ先生は既にキャップを諦めたのか、下に置いてました。はは。このイントロからいくのは、凄い凄い〜!ペットボトルが宙を舞う!!あたしが見た限りでは4・5本は舞ってたね。人も舞ってた(ダイヴ)。さらに後ろのブロックからも水が飛んで来てた!!(気持ち良かったけど・笑)
3.Your Song
またこれが!!一気にあたし達側の照明がパァァッ!!ってすごい明るくなってさ、それが凄くかっこよかったの〜!!もーー!!テンションどこまで上げさせんのよ!!って感じだ。ただ、前で聴いてた時は分からなかったけど、ドラムが反射しちゃっててちょっと気になったかな。武道館の造りがそうさせたんかなぁ。


本編中から、ノブオは客席全体を見てたけど(ちゃんとアリーナ、スタンド1階、スタンド2階を順番に見渡してたの)、最後の最後にノブオは、また客席全体をぐるっと見渡しながら何度も何度も「ありがとう」って言ってた(10回くらい言ってた)。こちらこそ「ありがとう」なのに。……あれ?まだ客電が上がらない。…ということはダブル?ダブルやっちゃうの???てことで、またアンコールの手拍子をしてみる。…しばら〜くしてメンバー再々登場。サブスクリーンに映し出されたノブオを見るとなんだか目がウルウルしているように見える。


ENCORE-2
ノブオ「アンコールありがとう!初のダブルアンコールです」
客席「拍手」
ノブオ「ちょっとディープかもしれませんが、せっかく映像使えるんで」
と言うので、
私は(あぁ…やっぱ「廻る、巡る〜」来たかぁ!)って思ったんだ。


……ところが、目に入ってきた映像は────!!


1.彩 -SAI-(前編)
え…っっ!!??マジで…??鳥が飛んでる…よ?これは…彩!!?嬉しくて泣けてきた。まさかまさか!!今日映像を見ながら聴けるなんて思ってなかったから。今日の演奏と映像を見てて「あぁ…これは間違いなく「彩」を表してるんだ」と妙に納得した。
2.cps
だー。来たね。来たよ。もう。体が微動だにしないよ。直立不動で見てた。今まで「廻る、巡る〜」を見てきた中で一番大きいスクリーン。その映像の大きさに圧倒されてしまった。
3.廻る、巡る、その核へ
久しぶりに聴いたこの曲は、今日の3人の気迫が全て注ぎ込まれていたという感じで、後半はもう凄まじかった。凄まじくて涙が止まらなかった。悲しくて泣くんじゃなくって、上手く言えないけど、衝動的な涙なんだと思う。本当の意味で脳に直撃したっていうか、曲や詞に感動したっていうか…そういう感じ。(言葉足らずでイカンね…)圧巻させるパワーを持ってるよなぁ、この曲に対する3人の演奏は。凄いとしか言えない。この曲聴く(見る)と、魂抜かれるんじゃないかって感じ(言いすぎか)で放心してしまう。もう…ねぇ、泣きっぱなしですよ、最後まで。もうアカンですよ。体の奥からぐわぁ〜〜ってなる感じ。具合悪かった子の顔色もいつの間にか戻ってて、ひと安心。最後は立って見てたもんね。よかったよかった。


エンドロール
AM2:00
↑が流れる中、たぶんCinemaで使ったものとかをいくつか組み合わせた映像を背景に、メンバー・スタッフの名前が流れてた。最後まできちんと見てきた。メンバーの名前が出てきた時会場からは拍手。いーなぁ、こういうの。スタッフさんの名前が出て来た時も拍手が起こる。


終わってみれば、たぶんACIDMAN史上最長だったんじゃないかなぁ。約2時間40分くらいやったよね。凄いよ。ACIDMANを、好きになって良かった。ACIDMANというバンドと音に出会えてて良かった。って思えたライヴだったのでした。演奏は…ミスがちょっと多かった気もするけど、そんなのどうでもよかった。(どうでもよいと言うと語弊があるが)こんなに広い武道館で見てもACIDMANは、あたしの大好きなACIDMANに変わりなかったよ。メンバーと客とが本当に一体となって、素晴らしい空気を作り出していたと思う。素敵なライヴだった。武道館であんなに近くでライヴを見ることはそう、ないよ。きっと。


ありがとう、ACIDMAN。あたしはやっぱり、あなた達の鳴らす音が大好きだーーーーーーー!!!