THE BACK HORN「KYO-MEIワンマンツアー」〜命を響かせる夜〜@東京・NHKホール

やっぱり一ヶ所ライヴハウス公演を見に行っておけば良かったと思った。ホールとライヴハウスの2つから見たかったなぁ。ちょっぴり後悔。

↑どこだよ、って感じの写真(NHKホールです!!)
開場10分前くらいに会場に着いた。10分前だからすーっと入れるだろうって思ってたら何故かまだ列が詰まってる。おいおい…。中に入ったとき、会場の時計見たら17:54だったから、間違いなく押すじゃん!!とちょっと怒る。席を確認しつつホール内に入ると「ドン、ドン」っていう心臓の音(と思われるドラムの音)が会場中に響いてた。こういう雰囲気はやっぱりこの前の渋公を思い出す。あードキドキするよー!!バクホンのライヴ前って、ランクの時とは又違う緊張が自分を包むんだよなぁ。CDJでのバクホン前の緊張が一番凄かったけど(苦笑)開演5分前位に入った私たちは順調に自分たちの席に座り、その時を待つ。「ここケータイ圏外だよ」とか話してると、いつの間にかセッティングが終わり、スタッフが配置につく。15分くらい押したのかな?客電がゆっくりと落ちた後(ホール特有のあの落ち方ね)静かに開演。お客さんが、歓声と共にゆるりと一斉に立ち上がった。
※あ、そうそう。弟(ほんとの弟じゃないよ)と行ったのです。2人でライヴ見るのは、かなり久しぶりだったね。
〈セットリスト・たぶん合ってる…〉
SE
メンバーが登場したらしく、歓声が上がるんだけど、全く見えん(爆)でも次の瞬間、真っ赤な照明がステージを一気に照らす。
1.敗者の刑
この曲が始まった時に、どうも耳馴染みが悪くて「何でだろう?」と思ったんだけど、ホールの音響の所為かなぁ、と。何かイマイチだった。。しかし、ここで注目すべきは照明!!全編通して思い出しても、この曲の照明が一番素晴らしかったように思う。曲にピッタリ合ってたよ。感動した。1曲目からもう入り込んじゃったね〜。…やーべぇね。アルバムで聞くより、ずっとずっと音が重い。
2.ゲーム
のぉおーーっ!!何年振りだよ、これ生で聴いたの!!この曲好きなんだよー!この前の渋公の「ワタボウシ」といい、個人的にはヨダレもん!うはー!!2曲目にして音響の事なんて気になんなくなったわ(笑)…将司の銀髪、はっきりは見えなかったけど、黒ではないのは分かった。
3.ブラックホールバースデイ
あのね、いつもやってる動きをしないと、気持ち悪いんだ、体が。だから、イントロ(一瞬アレンジされてて何の曲か分かるまで数秒かかったが・苦笑)から拳上げたった。遠くて中々見えなかったけど、後半、光舟がベース振り回してたように見えた(違うかな)。すげぇー。かっけぇー。ベース飛んでったらどうしようとか、しょうもない事思ってしまった(苦笑)この曲の後奏の時の光舟がくるくる回るように跳ねるステップが好きなんだわー。あと松っつんのドラミングも、ゾクゾクってかドクドクする(爆)将司もガンッガン頭振るから、心配になるわ(笑)。
4.セレナーデ
ぎゃーーーーーーー!!!今日はマニヘブですか!?っていう選曲でしょー、これ。あたしライヴで聴いたの何年振りだろう。うわー…って思って顔がニヤける。楽しい曲って訳じゃないのに。本当に嬉しい時は、人間って勝手に顔がほころんじゃうもんなのだ。あたし終始ニヤついてたよ(危)歌い方も演奏も照明も何かおどろおどろしい感じだった。
5.フリージア
このアルバムの中で、わりとメロディが好きな曲。よく伸びる将司の声が体中に染み込んで来た。将司の唄い方が気持ち悪いと思う人もいるかもしれないけど「怪しい」という意味ではバクホンらしいっちゃらしいんだと思う。生だとさらに怪しく聞こえてゾクゾクした。
6.カラス
あ〜〜〜もう〜〜!!!やっべぇ。なんか最後「ははははは!!」とか叫んでた(笑い叫び?)よね、将司…。キモかった(褒め言葉!)バクホンの真骨頂みたいな、イッちゃってる感じがもう大好きだー!!…「やっべぇ」しか連発してなかったなぁ、前半は。あまりにも久々に聴く曲が多すぎて嬉しくてさー。ま、カラスは去年Mega☆Rocksで聴けたけどね。なんか、こう…メンバーの動きも、自分の思い描いている通りで、ニヤニヤしちゃう。そんな様子をちょっと席を離れた右隣の男にチラチラ見られてウザい!!ライヴに集中しろよ。全く、全編通してこっち見過ぎだっつーの(怒)


そんで次。音の雰囲気と栄ズンが語り始めたことで、次の曲を確信。これは渋公を思い出したけど、栄ズンの語りは前とは違ってた。けど憶えてねー(汗)
7.舞姫
後奏の栄ズン先生のギターが最高にトチ狂っててたまらんのですが、それに合わせるかのように踊っている(踊り狂っている)将司が何だかしなやかで、“舞姫”っぽかった。あたしにはそう見えたのだ。アルバムに入ってるバージョンは洗練されすぎてて(個人的に)あんま好きじゃないが、ライヴだと手拍子もないし、4人だけの音だから、最高だった。でも渋公で初めて聴いた時のあの衝撃の強さを超えることは無いなと思う。


松田「自分たちの名前を付けた、アルバムをこれからもよろしくお願いします!!」
客「(拍手)」
松田「それじゃ、俺たちがアルバムで一番思い入れの強い曲をやります」
↑コレ聞いた瞬間に「あ、あの曲に間違いない」って思った。
8.美しい名前
ちょ…曲終わったら、自分すっげぇ涙ボロボロになってた(汗)。いろいろ思い出しちゃってさー…歌詞があまりにも素直でストレートだから、ぐっと掴まれた。この曲をしっかり演奏してる4人を見たら、涙が出てきてしまったんですな。
9.ハロー
なんか…気持ちよかった。聴いてて。アルバム聴いたとき、そんなに印象に残らなかったんだけど、やっぱ生で聴くと一瞬にして印象が変わるわ。
10.航海
これも照明が曲のイメージに合ってた。ブルー(濃い水色)を基調としたライティングで、栄ズン側の横上でゆっくり点滅してたものはあたしには灯台の光のように見えて、「あ、いいな」と思った。
ここでMC。
松っつんにスポットライトが当たってる。
松田「このツアーではいろいろな地域に行って、そんでその日にあった出来事を、こうライヴで話してるんですけど、今日はさすがに…(無い)」
客「えーーーーー」
松田「あたりめぇだべよ!家から通って来てんだもん」
客「(笑)」
松田「怒ってないですよ。怒ってないですけど(笑)」
…「栄純は(何かねぇの?)」
栄純「え、何?(キョトン)俺はあんまそういうエピソードないよ。松田さん、あの、あれ(言えばいいじゃん)バーで…」
松田「あ!(エピソード)あった!!(いきなり思い出したらしい)この前、地方のバーに某雑誌の編集長と行ったんですけど、そこはイエロー・モンキーのCDとかが飾ってあるお店で。そんでその編集長がね、途中で寝やがったんですよ。で、そのお店の人とずっと話してた(イエモン話をした)っていう……って、あんまこの話面白くねぇ!!面白くねぇよ(自爆)」
栄純「(突然)イエロー・モンキーってどういう意味?」
松田「は?」
栄純「だがら、どういう意味なの?」
松田「ちゃんと意味が有るんだよ、バックホーンだって意味あっぺ?」
栄純「イエロー…モンキーってことは、、黄色い猿ってこと??」
松田「…言ってみれば、おめぇみてぇな奴のことだな。猿とかゴリラとか言われてるべ」
客「(反応に困る・笑)」
栄純「え、何?」←再三聞き続ける(笑)
松田「は?何なんだよ、おめぇは!!(笑)(ナゼかキレる松っつん・爆)」
松田「早く(次の曲)やんねえと(この空気がどうとか言ってたな)」
栄純「んだな!!んじゃ、松、やっか!!」(急に立て直す・笑)
松田「よし、やっぺし!!」
栄純「やっぺ!!」東北弁丸出し(あたしは嬉しいが・笑)そして奇声を発す栄純。
※ちなみに「イエロー・モンキー」って言葉は、あんまりおおっぴらに言わない方がいいと思うよ…。
11.上海狂騒曲
うっっそ!!上海来ちゃった!!?来ちゃったよ!!イントロすごいゆったりしてたよね。(雰囲気に飲まれたあたしの錯覚かも?)そっから唄に入る時のあのテンポの凄まじい上がり方。わっくわくする!!やっぱりこういう曲好きだー。
12.無限の荒野
!!あれ、もう本編最後!!?と思った。でもそれは勝手な先入観だった。今日は後半の盛り上げスタート曲としてこの位置に。いいなぁ、この曲は。後奏中、栄ズンは3〜4回嘶いてたかな。あと、いつもはあんまり唄わせない部分も客に唄わせてたぞー。
13.声
サビ前のCメロでほんのひととき優しげに唄ったかと思うと、その直後のサビにぐわーーーって上がっていくところ、本っ当に心臓が躍動する(by 野生の太陽)。
14.光の結晶
何度も何度も聴き慣れたイントロでも、毎回アガる。ライヴでは「無限〜」とこれが一番腕が上がってた気がするね。どこで演奏しても、光舟のベースソロでは歓声が上がる。あたしはニヤニヤする(爆)。


山田「今日は本当にどうもありがとう。(今日はこんなに来てくれて)非常に嬉しいです。えー、次で最後です」
客「えーーーー」
山田「枝」
…なんかさー、空気読めない人多すぎだろ。この曲行く前にメンバーの名前とか必死で叫んでる奴の気が知れん。しんとしてるのに。将司が唄に入ろうとしてるのに。殴ったろかと思った。
15.枝
将司アコギ。これもウルウル来てしまった。何だよー、バクホン。いい唄じゃねぇか。
これは後ろに木々のシルエットが映し出されてて、ACIDMANを思い出した。ライヴハウスでもこういう照明やってたのか、見てないから分からないけど、こういう所はホールを生かした演出だった。さすがに将司の声が掠れていたのでちょっと心配。まぁ、でもここまで声がとても出ていたので上出来であろう!(上から目線…何様だ)


アンコールでやる曲を本編でやっちゃってたから「アンコールでやる曲あるのか??」と思ったけど、ありました!!
ENCORE-1

松田「じゃ、最後にもうひと暴れしますかー!!」
山田「ドラムス!松田!!!」←珍しー。
1.サイレン
うっわわわー!!またまた懐かしい!!!今日は最後まで凄いや。。なんか、アルバムの曲を聴けて嬉しいのに、今日はさらに「前々から聴きたいなー」と思ってた曲も聴けて今日は2倍嬉し〜!
2.コバルトブルー
この曲、何っっ回ライヴで聴いてもノリにくいなぁ(いや、文句じゃないよ・笑)小刻みにノッちゃうよなぁ。一番最後にコバルト持って来るのも珍しいな。最後の最後、栄ズン、はい、寝っ転がりましたー!!いつものように栄ズンの髪型はやっぱり崩れてたね(笑)


最後に去って行った栄ズンは、二階席と三階席の方を見上げて手を振ってくれた。こういうとこ、栄ズンの好きなとこだ。松っつんはいっぱいスティック投げてたなー。最後の1本は結構遠くまで飛んでた。


漏れ漏れMC(MCは、マツがいつにも増して(およそ5割増)すっ飛ばしてたなぁ。しかも声がでかかった・笑)
・最初の方のMC
松田「こんばんは!THE BACK HORNです!!ワンマンツアー「命を響かせる夜」、全国11ヶ所回ってますが、その前にKYO-MEI対バンツアーってのをやりまして、何か今年は最初からライヴばっかやってる感じになってます」
…“感じ”じゃなくて、実際やってるんだよ、松っつん(笑)
松田「上の方も、見えてますよー!」
客「うぉーー!!」とか


・どっかで「NHKNHKー!」と叫びながらあおる松っつん(これはウケた)、とか


・ホテルにて
ツアー先のホテルでフロントで呼ばれる際、名前を明らかに間違っていた、とか(松田ふじと呼ばれた←晋二を普二と書かれたらしい。光舟→こうせきとか、栄純→えいじとか・笑←まぁ読みづらい名前ではあるもんね)


夜中、松っつんの隣りの部屋でギターの練習してる栄純(爆)。やめて欲しいらしい(笑)
松田「隣(の部屋)でずーっとガチャガチャやってんですよ。しかもギターが遅れたりすると「遅い」とか気になってしまう。コーラスも「高すぎる!」とか気になって聴いてしまう」(笑)


・あいさつ
松田「今回のアルバム、聴いた人も、まだ聴いてない人もいると思いますが、もう一度聴いてみてください。これからも最高と思える曲を作っていくので、よろしくお願いします!!」


アルバム曲とその他の曲がバランス良く混ざり合ったリストだった。なんかカチっとハマってた。前半3曲でもう!!何このリスト!!って思った。てっきりアルバム曲を続けてやってくると予想してたから。いい意味で裏切ってくれるよ、バクホンは。メンバーのテンションも高かったと思う。動きも激しかったし、ヘヴィだった。ああいうライヴパフォーマンスをしてくれる限り、いつまでもバクホンは、あたしの好きなバクホンだ。ギリギリまで行くの迷ってたけど、行って良かったよ。行かずして後悔するのはいやだもんね。だけど、次はやっぱり、ライヴハウスがいいな。仙台で。


夜汽車/フジファブリック